BIOGRAPHY

MIHOKO (piano)

北海道室蘭市出身。
札幌大谷短期大学音楽科卒業、同専攻科修了。
在日中は、ピアノ講師を務める傍ら、ピアノ、オルガン奏者として活動。

2000 年に渡米。バークリー音楽大学でジャズを学び、同校パフォーマンス科を卒業。Magna cum laude でバチェラー取得。

ジョアン・ブラッキーンとハービー・ダイアモンドに大きな影響を受ける。在学中、オリジナル作品でいくつかのアワードを受賞。卒業後は、ボストンの有名ジャズクラブを始め、ニューヨークなど多数のライブスポットに出演。自己のトリオの他、様々なグループのメンバーとして積極的に演奏活動を行っている。

ボストンの二大駅の一つであるノースステーションの街頭ライブでは、多くの市民が足を止めてその演奏に聴き入るなど、高い評判を得ている。かつて、デューク・エリントンなど多数の有名ミュージシャンが演奏を行ったユニオン・ユナイテッド・メソジストチャーチで開催されているジャズ・アット・ユニオンシリーズでは、メリー・ルー・ウイリアムス(歴史的な女性ジャズピアニスト)のトリビュートコンサートで、いくつものメリー・ルー作品を演奏し、好評を博している。その一方、ラテンアメリカのミュージシャンとも親交を深め、サルサ、ラテンジャズなどのピアニストとしても活動。毎年ボストン市内や郊外各地で行われるラテンミュージックフェスティバルにも出演している。
共演は、タイガー大越、キャメロン・ブラウン、ヨロン・イズラエル、ギロ、レイ・ゴンザレスなど。

日本では、毎年札幌芸術の森で開催される「北海道グルーブキャンプ」に、アシスタント兼通訳としてプログラムスタート時より参加。タイガー大越、ジョアン・ブラッキーン、ヨロン・イズラエルをはじめとする米バークリー音楽大学の教授、講師らとともに後進の指導に携わっている。また、最近では、新冠町のレコード館ジュニアジャズバンドに講師として参加している。
自己のトリオによるファーストアルバム「We’ll See」を2010 年にリリース。ボストン最大のFM 局WGBH を含む、アメリカ各地のNational Public Radio にてエアプレイされている。同年、レコーディングメンバーによるツアーが決定。
室蘭ジャズクルーズを皮切りに新冠町、赤平市、札幌市で開催。2011 年、ボストン市内や近郊ジャズクラブにて同メンバーによるCD リリースコンサートが行われ、満席になるなど人気を集めている。2015 年、コネチカット州ハートフォード市で開催されているBaby Grand Jazz コンサートに出演、スタンディングオベーションを受ける。

現在は、ボストン、ニューヨーク、札幌を行き来しながら活動の幅を広げている。